審査員
審査員 アグネス・チャン
アグネス・チャン
お菓子が子供たちの心の成長に役立っていることを作文を通じて実感しました。今年は特に感動的なエピソードが多く、例えば亡くなった兄弟の仏壇の前にお菓子が置いてあって、食べるたびに兄弟を思い出すエピソードや被災地で家を流されたおばあちゃんと手を繋ぎ、おばあちゃんが涙を流した時にお菓子をあげたら、泣き止んで微笑んだとか感動的な話がいっぱいあったのが特徴でした。チョコレートやクッキーも多いのですが、今年は和菓子の話がかなり増え、おじいちゃんやおばあちゃんが、孫たちに確実に日本の伝統的なお菓子を伝えているんだなと感じ、心が温まりました。今回は例年に増して、素晴らしい作品が集まり、審査をしている時間はとてもいい時間でした。色んな子供たちの笑顔が浮かび上がってきて、家族のつながり、人とのつながり、そして絆を感じた作品たちでした。