あなたのお菓子エピソード書いてみませんか?お菓子のちから 作文コンテスト

優秀賞

「おまじない」

静岡県 中学校二年

私の家のお隣に五歳ほど離れた、お姉さんがいました。私はそのお姉さんが大好きで、たくさん遊んでもらいました。

お姉さんは、私が落ち込んでいる時や悩みがある時に話を聞いてくれました。話を聞き終わると、
「おまじない」
と言って、アメをくれました。お姉さんからもらうアメを舐めると心がすっごくスッキリして、悲しかった事も「まあ、そういう時もあるよね。」と前向きに思えることができました。そんなお姉さんを真似して、お姉さんが受験生になると私は毎日「おまじない」というメモ用紙とアメを一粒お姉さんの家のポストに入れました。次の日の朝の私の家のポストには「ありがとう。頑張るね!」というお姉さんからの返事のメモ用紙が必ず入っていてとても嬉しかったです。

そんな日々が続いていましたが、お姉さんが大学生になるのを機にお姉さんの引っ越しが決定してしました。引越し当日の日にお姉さんは私に、
「今まで優しいおまじないをありがとう。すごく嬉しかったよ。あのアメが私にパワーをくれたよ。本当にありがとう!私からのおまじないを受け取ってくれると嬉しいな!」と言い、私に大量のお菓子と私が送った大量のメモ用紙で作ったブーケをくれました。それはとても細かくて、びっくりしました。また引っ越し準備で忙しいはずなのに、時間をかけて作ってくれたことが伝わってきて、とても嬉しかったです。

今、お姉さんが何をしているかは分かりませんが、自分が挫けそうになった時にお姉さんのおまじないを思い出しながらアメを舐めます。お姉さんの優しさがたくさん詰まっているおまじないは、ずっと私に効果バツグンです。

作品一覧へ戻る

食べものに、もたいないを、もういちど。お菓子の賞味期限は、美味しく食べられる目安を示すものであり、これを過ぎても食べられなくなるわけではあり ません。 現在、日本では「もったいない」 を合言葉に、 食品ロス削減運動が展開されています。 菓子産業は、 この 運動の一環として、 食品ロスを減らす取り組みを行っています。